最近のリグは外部電源タイプが多くなっていますが、やはり固定で使うには電源内蔵タイプの方が 使いやすくなります。本機では電源内蔵タイプとしました。
組み立て
写真のように、電源部をサブシャーシに組み立てています。こうしておけばリグをばらしても、 電源部はそのまま他の自作機に流用できます。又細かな部分の配線を完了してからメインシャーシへ組み込みますので、 製作も容易になります。
平滑コンデンサーは結束バンドでシャーシに固定しています。
回路
回路構成は簡単に、uPC317ですませていますが、性能は十分です。 平滑コンデンサーは出力電流1Aあたり10000uFとしました。本機では12V/2Aの仕様で設計しましたので10000uF*2とし ています。最近では大容量のコンデンサもずいぶん安くなりました、ちょっと大きめの平滑コンデンサーを使うことに よって、リプルが大幅に低減します。
出力ラインには端子を設けています。端子を出しておくことにより、他のQRPリグへ電源を供給したり、又外部電源から 12Vを供給したりできます。本体側に電源が逆流するのを防止する為、出力ラインには3A程度のショットキーダイオ-ドを 追加しています。簡単なアイディアで使い勝手が大幅によくなり気に入っています。
