BC-342受信機のレストア5

パネルの再塗装 　左の写真はパネル再塗装の為、オリジナルの塗装を剥離剤で落とした状態。オリジナルの塗装はかなり傷んでいました、使用していた部隊名 やMFPの年月日などもペイントされていたので再塗装は迷いましたが、やはりオリジナルの状態は塗装が剥がれつつあり再塗装としました。 　塗装剥離してみると、表示文字は凹部にインクを埋めたものではなく、文字はパネルに対して凸になっており塗装剥離しても表示は判別できる 凝った造りになっています。

再塗装後のパネル 　左の写真は再塗装後のパネルの様子、黒の艶消しスプレーを使用し、パネルは夏の日差しの下に置いた状態で高温にしてスプレーすると表面が ざらついた状態に仕上がります。塗装面を高温にしてざらつかせるのは好きな方法で、パネルが常温状態ではつるつるした感じに仕上がりますが ややレトロ感に欠けます。 　文字部は細かなサンドペーパーで塗装を削りだし後、レタリングしました。レタリング無しでは、アルミ地金の色になりますがレタリングのサイズ がほぼ一致していたので、文字部はレタリングしました。白がくっくりした感じに仕上がります。

プロダクト検波の組み込み 　 　左の写真はプロダクト検波部を組み込んだ様子。今回はは基板を起こさずユニバーサル基板に組んでいます。オリジナルでは基板の位置に 大きなバスタブコンデンサーがありましたが、コンデンサーの交換に伴い小型化したためスペースが出来ました。