BC-342受信機のレストア6

2014.1.15
総合動作と性能確認。
動作確認
 左の写真は一通り調整し、実際に動作確認の様子。調整方法はマニアルにそって実施しましたがダイアル表示と実際の周波数ずれが大きいので、 良く使う7MHz付近で合うようにしました。
 高周波増幅2段により、イメージ比が高一に比較して改善されているのでトラッキング調整時にイメージと取り違えることも無く、また調整トリマ の位置もオリジナルの状態からわずかに補正する程度で調整できました。

実際に使用してみて
 左の写真は実際に7MHzをワッチしている様子。ケース上に載っているのは以前に製作した電源。アンテナは1/2波長のダイポールを接続して7.195M のAMQSOがFBな音質で聞こえてきます。IFの帯域は以前に製作した高一中二より広い感じですが、比較的静かな受信音です。
 ローカルOSCの安定度はAMには十分な実用性能があり実際にAMQSOで使用してみました。BC342にはスタンバイSWがありANTをGNDにショートする様 になっていますが、送信時に完全にミュートできないので新たに低周波段にミュート回路を追加しました。

受信性能
一通りの性能確認してみました。
項目 定格/特性 備考
AM受信感度6dbuV(EMF)@7MHz S+N/N=10db
SSB/CW感度-4dbuV(EMF)@7MHz S+N/N=10db
選択度+/-3KHz離調 -14db +/-5kHz離調-21dB 10kHz離調 -50dbX'tal Fil OFF T-11使用高一中二の場合-25dB@+/-5kHz
イメージ比 7MHz -61dB高一中二の場合 39db
周波数安定度 約1.4KHz電源ON5分〜1時間での変動、室温28℃
低周波段周波数特性-1.6db@0.3k 0db@1k -3db@2k -6.5db@3k -29db@10k6F6-G1 6800pF追加

7MHz AM QSOをワッチした動画をYOUTUBEにアップしてみました。受信は2014.1月午後のコンディション、アンテナは半波長10mHダイポールです。
BC342 7MHz AMQSOの様子(動画 YOUTUBEへ)                                                         
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