「お気に入りのSDR製作 SDRStudyの受信帯域幅」を変更してみる。

　

受信帯域幅
　オリジナルのSDRStudyの受信帯域幅は-8kHzから+8kHzの16kHz幅ですが、以下の理由からもう少し広い方が実用性がアップします。

• 今後送信機能を盛り込み、送信キャリアを12kHz程度に設定する場合、SDRの帯域は+/-16kHz程度にしたい

• イメージ受信、イメージ送信を低減するため、IF周波数をゼロから離れた周波数に取りたい。
  SDRの場合、受信周波数ゼロを中心に反対側にイメージが出ます、このイメージは-40〜-50dB程度に追い込めますが、更なる改善を目指して 外付けのフィルターなどの追加を検討します。
  　以上の理由から、今回は受信範囲を-16〜+16kHzの32kHzに拡充することにします。 　

  受信帯域幅の変更 　サンプリング周波数の変更　オリジナルのサンプリング周波数は16kHzですが、これを32kHzに変更します。 当初、サウンドカードのDLL部の改造も必要なのではと思っていましたが、筆者に質問したところサンプリング周波数の変更のみでOKとのアドバイスをいただきました。 変更箇所は、信号処理スレッド内の以下の行を変更。 // SoundCard.WaveFormatSetup(16000); // サウンドカードのサンプル周波数を16KHzに設定　この行をコメントにして SoundCard.WaveFormatSetup(32000); // サウンドカードのサンプル周波数を32KHzに設定を追加 　ちなみに当局のPC環境では48kHzサンプリングでも問題なく動作しました。 　 スペクトラム表示画面の変更、他周波数拡充に伴い、スペクトラム表示画面を変更します。左画面は変更後の表示画面の様子、前回の画面からノッチボタンを追加 していますが、追加方法については後日アップします。 　他にBFO周波数や、チューニングやフィルター設定に関する部分を変更します。多くは**/16000で正規化されているので、変更箇所はすぐ見つけられました。 　Class Spectrum変更部分のソースの抜粋を参考まで

  　

  　　 今後の予定
  　次回は、ノッチフィルターや各種フィルターの実装方法についてアップの予定。他　そろそろハード部について構想をまとめていきます。

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