各局の自作高１中2受信機の紹介

	前面 　写真は前面パネルの様子です。まだダイアルエスカッション部が製作途中とのことですが十分雰囲気がでています。 　ダイアル目盛もきれいに印刷されています。目盛とカーソルを一致させるにはかなりの自作レベルが必要です。写真をクリックするとダイアル部の拡大表示になります。 　周波数表示はアナログダイアル表示と、LCDデジタル表示の併用で周波数読み取り精度の実用性がアップしています。
	シャーシ上から 　シャーシ上からの配置の様子です。初段にはトランジスター用IFTを集中型に使用されています。ダイアルの減速機構あまり見かけない部品ですが、以下で扱っているよう です。 　 　門田無線へ 　部品配置は基本的な配置で、半導体回路部はプリント基板に丁寧に組み込まれています。
	BFO、FILTER、Sメータ回路 　半導体回路部は基板にまとめられています。BFO回路にはセラミックレゾネーターを2個使用しスーパーVXOを構成されています。。 　。

受信機の感想

• 約１０ｍのビニール線をANTにし、FT-817と聴き比べを行ないました。
• FT-817で聴こえる局はほぼ聴こえています。
• 12AU7を使用したプロダクト検波はとてもFBでSSBも綺麗に復調します。昔はもっと受信に苦労したことを改めておもいおこしました。
• AFフイルタですが、思ったより聴きやすくなりその効果におどろきました。私は、フイルタOFFもできるようにしました、NHK等AM放送時に音域が 自然になりとても聴きやすいです。（ラジオ深夜便をこれで聴いています）
  　SSB受信時、SSBの位置で、CWはCWの位置でこれほど聴きやすくなるとは思ってもいませんでした。 基板を製作し特性を測定しながらCRを調整いたしました。ほぼ回路図の定数でしたが、CW回路の2SC2712（私は2SC1815）のベースのコンデンサ0.047uを0.0047uとしました。
  　また、追加でオペAMPを使用したCW用フイルタを追加しました。約８００Hzで信号が浮き上がります。昔使ったシングルクリスタルフイルタみたいです。
• 選択度はAM放送を聴くには帯域がやや狭いといったところでしょうか。SSBにはやはり帯域が広いです。CWも当然ダブルビートで聴こえます。
• SメータですがAM放送では振り切れたりしますが、7MHz等ではあまり振れません。短波放送等では５から９位迄振れますが振りきれる事はありません。ANTにもよるとおもいます。 しかし、とても見やすく気に入っています。
• ATTですが、今は必要としない事と、ANTトリマは効果が確認できませんので、現在は 配線していません。
• 周波数カウンタを取り付けました。受信周波数表示と、BFO発信周波数を表示しています。発振周波数−４５５KHｚで表示しています。従って、BFOは−１．５KHｚ〜１．５KHｚ表示 によりUSB/LSBを判断しています。
• 受信機の顔は、昔あこがれたBC-779に似せようと思っています。ダイヤル部分の黒い枠はまだデザインを検討中で紙を切り抜き黒く色を塗った物を貼りつけています。

  総合評価

• BCL/AM放送の受信は楽しむことができると思います。
• QSOには７MHｚぐらいまではなんとか使用できるが１４MHｚではちょっとつらい。コリンズタイプの親機にすると実用可能とおもいます。
• SSBも楽に復調できる。コンテストをワッチしましたが、CWフイルタによりFBにききとれました。　
• 真空管受信機を使用している感激を味わえます。
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