1-V-2受信機の改善

'08.01.04
その後の1-V-2受信機
 
1-V-2 気になる点
 SSB/CW復調トーンの濁り
   SSB/CW復調時にトーンが濁ってクリアーなトーンになりません。昔の製作記事を読み返してもあまり問題になっていないようで 自分の技術レベルの低さを反省していました。製作記事を眺めていたら、ヒーター配線のGNDのとり方によってハムの出方が変わる との記事がありました。今までヒーターの片側はGNDに落すものとばかり思っていましたが、GNDに落さずバイパスコンデンサーの みでGNDに落すようにしたところハムの出方は変化します。
 そこで、思い切ってヒーターをDC化してみました。今ではブリッジダイオードと大容量コンデンサが比較的小型化されています ので組み込んでみました。
 写真のコンデンサーは10000u/16Vを追加したところです。電圧6.2V リプル0.4Vppとなりビートの濁りはかなり改善できました が、まだ自作高一中二のプロダクト検波に比較するとクリアーさに欠けます。
 ハウリング対策
 スピーカを内蔵したことによりSSB/CW復調時にハウリング症状がでます。発振用6SN7に振動が伝わることで発生していますが、 シャーシのネジを増し締めしましたが完全に無くすには、ヘッドフォーンで聞くしかありません。このあとレトロな外付けSP BOX と組み合わせてみたいところです。
 
 CW用トーン切り替え追加
 CWトーンの濁りの改善に伴いCWを聴く機会も増えてきましたので、余っていたAUX SWを利用して簡単なトーン切り替え回路を追 加しました。不要な高域がカットされ聞きやすくなります。
 今後の改善点
 SSB復調時に再生レベルをこまめに調整する必要があります。再生量を調整すると周波数がずれる為、RF ATTがあれば使い易く なるはずです。
回路図
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